公演期間:2004年8月21日〜29日
観劇日:2004年8月22日・13:30の部(3階A列25番)
会場:天王洲アイル・アートスフィア
<あらすじ>
けなげで優しい主人公の娘は、何かにつけて継母と義姉に辛くあたられる日々を送っていました。
そんなある年の大晦日に、その国のわがままな女王様が4月に咲く「マツユキソウ」がなければ新年を迎えられないと言い出したから、さぁ大変!
欲張りな継母と義姉は、褒美の金貨欲しさに娘に「マツユキソウ」を採りに行かせます。大吹雪の中、森でさまよう娘ひとり。
娘の運命は……
<出演者(Fチーム)>
娘 遠藤 久美子
継母 今 陽子
義姉 鳴海 じゅん
女王 神戸 みゆき
博士 ROLLY
総理 倉田 秀人
老兵 沢木 順
兵隊 神崎 順
兵隊 宗田 良一
女官長 石井 美奈子
女官1 夕貴 まお
女官2 篠原 沙和実
若者1 佐倉 真衣
若者2 小出 由華
若者3 中村 美佳
1月 松岡 英明
2月 山咲 あい
3月 森 ひろこ
4月 白川 裕二郎
5月 西村 沙也伽
6月 矢部 裕貴子
7月 高畠 華澄
8月 大坂 俊介
9月 真家 瑠美子
10月 冨岡 真理央
11月 大沼 百合子
12月 あぜち 守
うさぎ1 林 梨惠子
うさぎ2 宮田 はるな
うさぎ3 竹村 乃亜
うさぎ4 鍬形 枝里香
うさぎ5 木村 琴子
うさぎ6 田中 満里菜
リス1 近藤 陽子
リス2 小田島 クリ
リス3 佐納 芳美
リス4 梅沢 菜奈子
リス5 木村 桜子
リス6 奈良 紅子
カラス 芝崎 健太
オオカミ 西川 卓
森の精1 稲津 亜紀
森の精2 岩崎 多賀子
森の精3 藤山 すみれ
森の精4 大澤 恵
森の精5 進藤 由利
今日、白川さんご出演のミュージカルを見てきました。
実はこの公演の日程が、セラミュ(セーラームーンミュージカル)の夏公演の日程と偶然重なってしまったので、 見に行こうかどうしようか、かなり悩みました。
でも、去年白川さんがご出演・主演された「HONK!〜みにくいアヒルの子〜」の観劇を断念したこともあり、 今回は何としても見たいと思いました。
公演日程をもう一度照らし合わせてみると、この作品は8月21日〜29日まで、そしてセラミュは8月21日〜9月5日まででした。
こっちのチケットを先におさえてしまって、セラミュを当日券で見に行こうと決めました。
前売り発売日の6月26日。
何度か電話をかけましたがつながらず、あきらめました。
この日はデカレンジャーと仮面ライダーブレイドの映画の前売り発売日でもあったので、その影響もあったかなあと思いました。
次の日。
ビッグサイトでのイベントの後、その中にある公衆電話から電話をかけたところ、 前日とはうってかわって あっさりつながったので拍子抜けしてしまいました。
希望していた、8月22日の午後公演の部が取れてうれしかったです。
11時30分ごろ家を出たのですが、電車の間隔があり、天王洲アイル駅には12時過ぎに着きました。
アートスフィアへ行くのは去年の1月に「被告人」という舞台を見て以来ですが、迷わずつけました。
この劇場は自宅から電車で30分ほどで着けるので、意外と近いんだなあと思いました。
「被告人」を見に行ったときは、アートスフィアの建物がわからなくて迷ってしまいました。
昼食を済ませてから、アートスフィアの入り口付近へ行って開場を待っていました。
開場時間の13:00を少し回って、ようやく中へ入ることができました。
お客さんの中には、役者さんに送る花束を持ってきている人も見受けられました。
私も持ってくればよかったな…と、少し後悔。
劇場によっては、禁止されているところもあるので お花を買わずにきました。
中では公演パンフなどさまざまなものが販売されていました。
また、この公演ビデオの会場予約も行っていたので、予約したいなあと思って値段を見たら、手数料込みで7500円。 た、高い…… (T_T)
店頭での販売がないようなので、予約をしたかったんですが、セラミュ観劇も控えているので、予約を断念しました(泣)。
セラミュがなければ、このビデオを予約していたと思います。
その代わりに、パンフと公演台本を購入しました。
公演台本があるのは、このミュージカルが初めてのような気がします。
宝塚も以前はパンフの後ろのほうに脚本が掲載されていましたが、今はなくなってしまいました。
他にも、白川さんたちが劇中で使用している指輪やブレスレット等が販売されていました。
買っている人もいましたが、値段を見てみたら1万円近くしていました。 私の中では購入除外です。
客席へ向かいました。
今回の席は、3階A列25番。
「被告人」のときはC列だったので、そのときよりは前の席でした。
座ってみると、最前列・舞台ど真ん中の席で、すごく見やすい席でした。
3階席でも、舞台と客席がすごく近いんだなあと思いました。
肉眼では見にくいですが、双眼鏡を使えばまったく問題ない席でした。
定時になり、舞台が始まりました。
最初の場面は、森の精や動物たちが踊りで場面を表現するオーバーチュアーでした。
公演チラシを見たとき、なんか幻想的な感じのお話だなあと思いましたが、この場面はまさにそうでした。
続いて、娘と老兵の会話場面です。
娘を遠藤久美子さん、老兵を沢木 順さんが演じています。
老兵は娘に、どうしてこんな寒いところにいるのかと聞きます。
娘は継母と義姉に頼まれたといいます。
遠藤さんはこの作品が初出演だそうですが、初めてとは思えないほど演技が上手でした。
老兵役の沢木さんは歌唱力がある方だなあと思いました。
遠藤さんと一緒に歌う「ひとりぼっち〜いつかはきっと」では、すばらしい歌声を聞かせてくれました。
次の場面は1月から12月までの、12の月の精たちの登場場面です。
舞台照明が幻想的なイメージを出していて、とてもよかったです。
1月の精と12月の精が「風を吹かせて吹雪を起こし、本格的な冬にしよう」というようなことを言います。
1月は松岡英明さん、12月はあぜち 守さんが演じています。
この2人に続き、2月から11月までの精たちが現れ、全員がそろいます。
2月は 山咲あいさん、3月は 森 ひろこさん、4月は白川裕二郎さん、5月は西村沙也伽さん、6月は矢部裕貴子さん、 7月は高畠華澄さん、8月は大坂俊介くん、9月は 真家 瑠美子さん、10月は冨岡真理央さん、11月は大沼百合子さんが、 それぞれ演じています。
7月の精の高畠華澄さんと10月の精の富岡真理央さんは、セラミュでご共演でした。
お2人を見るのはセラミュ以来で、本当に久しぶりでした。
華澄さんは顔を見て大体見当はつきましたが、真理央さんはどの人なのか全然わかりませんでした。 声はわかったんですが。
そして、この12人の中で最も舞台映えするのが185cmの長身を持つ、白川裕二郎さんです。
スカイシアターでハリケンジャーショーを見たときから、長身が映えて、すごくカッコいいなあと思いました。
女性キャスト陣と並ぶと頭ひとつ分大きいので、すぐにわかります。
白川さん演じる4月の精の「さて、これで兄弟全員集まったぞ」というセリフから判断すると、 この12の月の精たちは兄弟の間柄にあるんだなあと思いました。
この場面で歌われた「白いカーテン」は、12の月の精のテーマのような歌でした。
続いての場面は、女王さまの宮殿の場面。
ここでもセラミュ以来、久々に見る人がいます。
セラミュで、主人公の月野うさぎ/セーラームーンを演じていた神戸みゆきさんです。
「もう、書けないわぁ――っ!!」という女王さま役のみゆきさんの第一声で始まるこの場面。
みゆきさんの声を聞いていると、セラミュのドラクルシリーズを思い出します。
今回の役はわがままな女王さまということで、わがままぶりに強烈な印象が残りました。
歌は、セラミュのときよりも歌唱力がついたように思います。
声がよくとおっていて、ダンスも上手でした。
また、女王さまのお世話をする女官や博士たちを始め、周りの皆さんの演技がすばらしかったです。
女王さまは、「4月に咲くマツユキソウを持ってきてほしい」と言います。
しかし、博士が「今は12月で、4月はまだ先です。 自然のおきてに逆らうことは…」といって、女王さまを止めます。
ここで歌われる「自然のおきて」は、自然の摂理にさからってはならないということを表現した歌でした。
しかし、女王さまは聞き入れず、「4月に咲くマツユキソウを持ってこなければ新年を迎えさせない。 また、 マツユキソウを持ってきたものには、褒美として金貨を与える」というおふれを出します。
この部分が歌で表現される「女王さまのおふれ」。
兵隊役の神埼 順さんをはじめ、女官やお城の人たちが歌う歌です。
コミカルな感じの歌とダンスでした。
このことを聞きつけた継母と姉は、娘にマツユキソウをとりにいかせようとします。
2人の狙いは花ではなく、褒美の金貨が目的でした。
継母は今 陽子さん、姉は元宝塚歌劇団の鳴海じゅんさんが演じています。
この場面で歌われる、「かご一杯の金貨があれば」は、姉と継母の欲望をイメージした歌でした。 また、今さん、 鳴海さんのダンスが素敵でした。
継母と姉は、帰ってきたばかりの娘に森へマツユキソウをとりに行くよう命じます。
娘は辛そうな表情をしながらも、言われたとおりに真冬の森へ出かけていきます。
途中、寒さで凍えて絶望を感じていた娘の耳に、12の月の精たちが歌う「燃えろよ 燃えろ」が聞こえてきます。
「燃えろよ 燃えろ」はバラード調で 素敵な歌でした。
12の月の精たちが火を囲んであたたまっているところへ、娘が近づいていって、「少しあたたまらせてください」と頼みます。
「この焚き火のそばに我々以外のものが座るなんて、今まで一度もなかったよ」という8月の精。
それに対して、4月の精は「ないと言えばないな。 でも、この子は凍えている。 温めさせてあげましょう」といいます。
10月の精を始め、他の月の精もそれに賛同し、娘を迎え入れます。
12月の精が、こんな寒い中何をしに来たのかを尋ねます。
娘はマツユキソウをとってくるように言われたことを話します。
「マツユキソウをとりに… つまり、あなたのお客様ね」といって、5月の精は4月の精の背中を押します。
このときに、西村さんが背中を強く押しすぎたのか、白川さんが前へ出たときに 少しよろめき加減でした。
「マツユキソウを摘んで帰らないと、家に入れてもらえないの」と娘は言います。
「なんでお母さんは冬なのに、マツユキソウがほしいの?」と聞く7月の精。
「あの人がほしいのは、花じゃなくて金貨なんです。 宮殿にマツユキソウのカゴを持っていったものには、 女王さまがご褒美に金貨を下さるそうです。 それで私を…」という娘。
1月の精は「今はマツユキソウの季節じゃない。 4月を待たなければ」と言います。
娘も、「それはわかっています。でも、私 どこへも行くところがないんです」と言います。
そして、12の月の精たちにあたたまらせてもらったことのお礼を言って 立ち去ろうとします。
そのとき、4月の精が「待ちたまえ! 娘さん」と、彼女を呼び止めます。
「1月のお兄さん、僕に1時間だけ席を譲ってください」と頼む4月の精。
この場面で、白川さんが「お兄さん」というセリフを言っていたのにはビックリしました。
以前の「ハリケンジャー」では、彼がお兄さんの役を演じていたので、すごく新鮮でした。
1月の精は「私は譲ってやりたいが、4月という月は決して3月より早くやってこないものだ」といいます。
2月と3月の精は、4月の精に席を譲ると言います。 しかし、それを8月の精が「そんな簡単に自然のおきてを破ってもいいのか」と、 とめます。
12の月の精たちは、今までに自然のおきてを破ったことは一度もなかったのです。
11月の精の「このまま帰したら、どんな目にあうかわからないわ」という言葉に、一同が了解を示します。
1月の精が「自然のおきてを破ることをお許しください。そして、あの娘に少しばかりの力を与えてください」といって、「時空を越えて」 の歌へ入っていきます。
この歌の部分で、白川さんのソロがありました。
今日はじめて、白川さんの歌声を聞きましたが、大変上手で 結構歌唱力のある方だと思いました。
舞台上は冬から春へとかわります。 この場面の照明等の効果が大変すばらしかったです。
驚いて立ち尽くす娘に、「何をボーッとしているんだい。 急ぎなよ! 兄弟たちが君と僕にくれた時間は、1時間だけだよ」と、 4月の精が言います。
娘は春が来たことを信じられないと言いますが、4月の精は、彼女に早くマツユキソウを摘むように言います。
娘は言われたとおりに、摘み始めます。
12の月の精たちは、娘のことを口々に「優しい子だ」といって 誉めます。
4月の精は「1時間なんて… 僕はあの子となら、一生そばにいてもいいよ」と言い出します。
今回の白川さんの役は、ストレートに感情を出す役どころなんだなあと思いました。
1月の精も「確かにいい子だ。 これ以上の子はそうはいるまい」と言います。
そして、4月の精は「あの子のことを皆さんも気に入っているのなら、僕に指輪を贈らせてください」と、言います。
開演前にロビーで見たあの指輪がここで出てくるのか、と思いました。
娘がマツユキソウを摘み終えて戻ってきます。
「皆さんがいなかったら、私 死んでいたかもしれない。どうもありがとう」と、お礼を言います。
「礼は私にではなく、4月の月にしておくれ。 彼が君のために私たちに頼んだのだから」と、1月の精は言います。
「ありがとう。 4月の月さん。 あなたのことは決して忘れません」という娘に、「本当に忘れないでいてくれるように、 この指輪をあげるよ。この指輪を見て、僕のことを思い出しておくれ」と、4月の精は言います。
舞台では見にくかったですが、実物は、銀色のきれいな指輪でした。
ここで、「指輪に愛を込めて〜呪文」の歌になります。
白川さんのソロから始まる歌で、間奏部分で、娘とのダンスがありました。
お2人のダンスが素敵でした。
初出演の遠藤さんを白川さんがうまくリードしていました。
白川さんもこの作品が出演2作目ですが、すごく大きな役者さんになったなあと思いました。
まだ公演2日目ということもあってか、白川さんの動きが少し硬い感じがしました。 緊張されているようでした。
娘に呪文を教える部分では、白川さんの手がすごく滑らかに動いていてきれいでした。
4月の精は「その指輪を大事にしてね。 それをなくすと、僕ともう会えなくなるからね」と言います。
そして他の月の精たちは、今日ここで自分たちに会ったことなどを決して他言しないようにと言います。 また、 自分たちのところへ来る道が二つあることも教えます。 右は正しい道だけど、左は危険な道だと。
娘はその約束を守って、立ち去っていきます。
12の月の精たちが家へ戻っていく娘を見送って、場面が変わります。
次の場面は、継母と姉の場面です。
2人は娘が無事に戻ってきたこと、マツユキソウを摘んできたことに驚きます。
そして姉は娘の指に指輪があることに気づき、眠っている娘からそれを取り上げて 継母に見せます。
お互いが指にはめてみようと躍起になっているところへ、娘が入ってきます。
姉は指輪を自分のポケットに隠してしまいます。
娘は指輪を探し始めます。
継母と姉は「何を探してるのか言ってごらん」と言います。
娘はしぶしぶながら、指輪を探していると言います。
さらに継母たちは誰からもらったのかと問い詰めますが、娘は12の月の精たちとの約束を破ることになると考えて答えようとしません。
娘の純粋さが見ている側にも伝わってくる場面でした。
継母と姉はそんな娘を置いて、女王さまの待つ宮殿へマツユキソウの花を持って出かけていってしまいます。
娘は「全部夢だったのかしら…?」と思い込みます。
1幕ラストは仮面をつけた民衆たちが新年を祝う歌と踊りの場面です。
この中に民衆役のひとりとして、白川さんが入っていました。
歌いながら踊る場面で、ダンスの振りも結構こまかい振りなので、大変だろうなあと思ってみていましたが、 周りの皆さんとの動きもピッタリ合っていてすばらしかったです。
幕が下りる少し前、カラス役の芝崎さんが一部の人の仮面をはずしていきます。
白川さんも仮面をはずされる側でした。
このときの立ち姿が、ものすごくカッコよかったです。
このラスト場面で、娘を演じている遠藤さんがハッと驚いたような表情をしていました。
ここで、1幕終了となりました。
このラスト場面は、お話の伏線か何かになっているのかなあと思い、公演台本を見てみたところ、 「民衆の間に紛れ込んでいたカラスがひとりの若者のマスクをはずす。 その顔は、4月のようでもあった。 娘の驚きの表情を残して、幕」 となっていました。
若干、伏線になっているんだなあと思いました。
15分の休憩時間中に、私の後ろに座っていたと思しき方から、観劇態度を注意されました。
自分ではまったく自覚なしでしたが、無意識のうちに体を揺らしてしまっていたんでしょうね。
今まで他のミュージカルを見に行っていて、「体を揺らさないで見てください」といわれたことが一度もなかったので、 ちょっとビックリしました。
2幕は自分の観劇態度も気にしつつ見ていたので、あまり舞台に集中できませんでした。
でも、白川さんが出てくる場面では、後ろの人ごめんなさい…と思いながら、少し前のめりになって 見ていました。
椅子の背もたれに背中をつけたままで見ていると、前の手すりが邪魔で見えにくいんです。
女王さまの宮殿へマツユキソウを持っていった継母たちは、どうやってこの花を手に入れたか答えるように言われます。
そこで、口からでまかせを言ったため(「でまかせソング」という歌で表現されていました)、興味を持った女王さまに「私も行きます。 そこまで案内しなさい」と言われて、場面転換となります。
次の場面は動物たちが新年を祝う場面です。
この場面で歌われた、「ハッピー・ハッピー・ニュー・イヤー!」は新年が来たことの喜びを表現している歌でした。
この歌の後、娘が登場します。
娘は道が二つあるのを見て、「十二月のお兄さんたちの言ったとおりだわ」と言います。
ところが彼女の後を姉がついてきてしまっていました。
娘は12の月の精たちとの約束は破れないと、右の道ではなく左の道を教えます。
そして、姉と共にそちらへ歩いていきます。
娘と姉が姿を消したと同時に現れる4月の精。
「ダメだ、そっちの道は。 すぐに戻るんだ! 戻ってこれないぞ!」と叫んで、舞台上から姿を消します。
白川さんのこのセリフに、娘を心配している気持ちが込められていました。
2幕の中盤、湖で女王さまに指輪を投げられて、娘が4月の精に教えられた呪文を唱える場面。
呪文を唱えた後で、娘が湖に身を投げ出そうとするんですが、みゆきさん演じる女王さまの演技に見入っていたら、 誰が娘を救い出したのかを見逃してしまいました(泣)。
後でビデオで見返すこともできないので ものすごく気になっています。
その点、セラミュは毎公演ごとにビデオ・DVDが販売されているので、救われますが。
この場面で、「時空を超えて」のBGMが流れ、1月から12月までのすべての月の精が登場します。
しかし、白川さん演じる4月の精だけいなかったので、娘を救ったのは4月の精なのかなあと考えています。
12の月の精たちは春夏秋冬のそれぞれの季節を女王さまたちに見せて、女王さまや継母たちを混乱させます。
この場面は12の月の精の役者さんがダンスで表現していました。
皆さんのダンスがすばらしかったです。
夏の場面では、6月の精の矢部裕貴子さんと7月の精の高畠華澄さんが2人で手を合わせて立っている姿がカッコよかったです。
また、華澄さんが頭につけている白い花の髪どめがかわいかったです。
すっかり混乱している女王さまたちの前に、4月の精を除く12の月の精たちがやってきます。
困っている女王さまたちを見て、助けてあげようという1月の精や7月の精。 それに対して、助ける必要はないという2月の精たち。
この部分が「対立」という歌で表現されていましたが、皆さんの感情が表れていて、すばらしかったです。
結局は女王さまたちを助けてあげようということになり、1月の精と12月の精が女王さまたちの望みをかなえてあげることになります。
この場面で継母と姉が毛皮をほしいといって、1月の精は犬の毛皮を渡します。 その毛皮を2人が取り合っているうちに、 犬の姿に変わってしまいます。
次の場面は、娘と十二月の精たちの場面です。
この場面で、歌われた「燃えろよ 燃えろ」は、白川さんのソロから始まりました。
白川さんの次に遠藤さんが歌うデュエット形式で、その後全員で歌うという流れになっていました。
娘は4月の精に、指輪をなくしてしまったことを謝ります。
しかし、彼は「なくした? じゃあ、ほら当ててごらん。 僕の手の中に何があるか」と言います。
娘がなくしたと思っていた指輪は、4月の精の手元に戻っていたのでした。
「君は最後まで僕たちとの約束を守ってくれた。だから指輪も戻ってきた。4月の太陽は決して君をだましはしないよ」という4月の精。
十二月の精たちは、娘にあたたかそうな洋服やコート、そりなど、それぞれ贈り物をします。
娘が贈られた服に着替えます。
この場面の遠藤さんは、とてもきれいでした。
「とても素敵だよ。服も帽子もピッタリだ!」という4月の精。
しかし、娘は「指輪だけで十分です」と、贈られた服をもらうことはしませんでした。
そこへ、老兵や女王さまたちが焚き火にあたたまりにやってきます。
女王さまは娘が幸せそうなのを見て、不満をあらわにします。
女王さまの不満そうな顔を見た1月の精は、「むすめさん、ここでの主人は君じゃない。 君はあの兵隊さんのただの連れとして迎えただけだ」と言います。
しかし彼女は「違うわ。彼の主人は私よ」と言います。
それに対して4月の精は「それは違うね! あの人は君がいなくても生きていける。君は自分ひとりでは何一つ出来ないはずだ」 と言います。
機嫌を損ねた女王さまは焚き火にあたたまらずに、帰ろうとします。
それを老兵たちが引き止めます。
このあと、舞台袖の近くから犬の鳴き声が聞こえてきます。
娘は犬の鳴き声に聞き覚えはあるものの、犬は飼っていなかったと言います。
「よく見てご覧」と4月の精に言われ、娘が近づいていって、「うそ! でもそんなことあるはずないわ」と言います。
犬の鳴き声の正体は、継母と姉でした。
「この人たち、ずっとこのままなの?」という娘。
「いや。3年たってもう少しおとなしくなっていたら、ここに連れておいで。 元に戻してあげるから」と1月の精が言います。
「でも、あの人たちが皆さんにどんな失礼なことをしたのか知りませんが、許してもらうわけにはいきませんか?」という娘。
とても優しい心の持ち主だなあと思いました。
「何を言ってるの? あの人たちはあなたが泣くようなことばかりしてきたじゃない!」という9月の精。
それに対して、「わかってるんです。でも…」という娘。
見かねた11月の精が「わかったわ。ならばあなたが本当に幸せの涙を流せたときに、あの人たちの心を入れ替えて元に戻しましょう」 と約束します。
このあとの場面で、一度も人に頼み事などしたことのない女王さまが娘に「そりに乗せてください」 という部分のみゆきさんの演技とセリフは、見ていて涙が出そうになりました。
娘と女王さまのデュエット「ひとりぼっち」。
遠藤さんとみゆきさんのハーモニーがきれいでした。
この歌が終わると同時に、犬にかわっていた継母と姉も、元の姿に戻れるというハッピーエンドでした。
娘と十二月の精たちとの別れの場面。
他の月の精たちは笑顔でさよならを言っているのに、白川さん演じる4月の精だけは切なげな表情で娘を見ていたのが印象的でした。
「さようなら。4月の月さん」と別れを告げる娘に、「さようなら。今度は僕がお客として、必ず会いに行くからね!」
と言葉を残す4月の精。
このセリフと、去っていく娘の後ろ姿を見送りながら手を振る姿がとても印象に残っています。
続いて、オオカミの死がBGMのみで表現され(オオカミ役の西川さんの演技がすばらしかったです)、老兵が「森は生きている」
を歌います。
その歌の後に、十二月の精全員が登場して「白いカーテン」を歌って2幕終了となりました。
カーテンコール後に、キャスト全員で「燃えろよ 燃えろ」を歌い、終幕となりました。
セラミュもあるからどうしよう…と悩んでいましたが、見に行って本当によかったです。


